混雑・高運賃改善して 国とつくばエクスプレスに共産党が要請

日本共産党の千葉県議団、茨城県議団と、つくばエクスプレス(TX)沿線5自治体の市議団・予定候補10人は6月8日、TXの利便性向上を求めて、国土交通省とつくばエクスプレスを運営する首都圏新都市鉄道の本社に申し入れました。
梅村さえこ衆院議員、椎葉かずゆき党千葉県書記長(参院比例予定候補)、斉藤和子衆院議員秘書らが同席しました。

TXは開業から今年で10周年を迎え、利用者から深刻な混雑や高い定期代への不満が続出しています。
共産党議員団は、混雑解消のため現在6両で運行されている車両を早急に8両編成とするため、8両に対応した駅舎の整備などを求めました。
また、「定期代の割引率を、せめてJR並みに引き上げるよう」に要請しました。
国会内で応対した国交省の担当者は、「事業者の経営判断を尊重する」と繰り返しました。
共産党側は、ラッシュ時の混雑の現状や高い定期代に悩む住民の切実な声を紹介。
現在6両で運行されている車両が、10両で免許申請された事実も確認しながら、沿線自治体が無利子出資して黒字経営が続くTXの現状、定期代割引率を高めるなど他の民間鉄道の「経営努力」の実例も示して、「第三セクターとして住民の利便性向上に努めるよう、国の責任を果たすよう」に重ねて求めました。
(「しんぶん赤旗」首都圏版 2015年6月9日付より転載。「つくばエクスプレスの利便性向上を求める要請・質問書」[PDF]はこちらから)
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