つくばエクスプレスの安全対策 高橋ちづ子衆院議員、田村智子参院議員らが調査
東京・秋葉原と茨城県つくば市を結ぶ首都圏新都市鉄道・つくばエクスプレス(TX)の可動式ホーム柵などの安全対策やバリアフリーの整備状況について、日本共産党の高橋ちづ子衆院議員、田村智子参院議員は9月11日、加藤英雄千葉県議とともに現地調査しました。
TXの安全対策については、3月の人身事故などを受け、8月に党国会議員団が国土交通省と厚生労働省に要請。
高橋氏がホームに列車緊急停止装置(非常停止ボタン)を設置する必要性を指摘した際、国交省の担当者は、「ホーム柵を設置していれば必要ない」と回答していました。
高橋氏、田村氏は、人身事故や可動式ホーム柵の故障が発生した駅、主要駅で設備や混雑時の様子を視察。
緊急時に駅係員と通話できるインターホンは各駅のホームに2カ所のみで、安全確認はモニターからの映像や目視で運転士が行います。
田村氏は、「インターホンの設置場所が少ないうえに分かりにくい。もしもの時に、とっさに対応できるのか」と述べました。
高橋氏、田村氏は労働者や関連業者、TX利用者たちと懇談。
高橋氏は、「引き続き国会で、労働条件と安全保障の確保を一体とした追及に取り組んでいく」と述べました。
(「しんぶん赤旗」 2014年9月13日付より転載。紙面の訂正によりタイトルを修正しました。)