ジャーナリストが大井川県政を批判 茨城・つくば
茨城県つくば市で8月9日、ジャーナリストの小林美希氏が「イバラキが変われば日本が変わる─大井川県政を取材して感じた問題点─」と題し講演。160人が参加しました。
小林氏は、経済記者を経て労働問題をライフワークに活動。県内で始まったナンバースクール(旧制高等学校の中で数字を冠した学校群)廃止を契機に、県政の取材を進めてきました。
取材を通して見えた県政は、県庁職員のメンタル疾患増加や年度途中の人事異動、全国初や全国1位など目立つことを重視、ネーミングライツ(公共施設などの名称に企業名などを付与する権利)と政財界のつながりなど、無理難題が強いられ、パワハラが連鎖する実態でした。
小林氏は、「トップダウンは民主主義に反する。民主主義を取り戻すには選挙で一票を投じるしかない」と強調。「何が起きているのかを知ることが大事。しがらみのある政治を断ち切れるのは世論だ。私たちが変えるしかない」と力説しました。
9月7日投開票で改選を迎える県知事選。「いのち輝くいばらきの会」から挑戦する、田中しげひろ氏も参加。田中氏は、「もうけ主義の大井川県政でなく、県民のための県政に変えていきたい」とあいさつしました。
(「しんぶん赤旗」2025年8月11日付より転載)