戦争で平和は守れない 県平和委員会など駅前宣伝 水戸

茨城県平和委員会と茨城県労働組合総連合(茨城労連)は12月26日、JR水戸駅南口デッキで、日本政府高官による「核保有発言」や、大軍拡に突き進む高市早苗政権に抗議する「反核・平和を訴える街頭宣伝」を行いました。茨城県医療労働組合連合会(県医労連)や日本国民救援会県本部などが連帯して訴えました。

県平和委員会の篠原睦さんは、小美玉市にある航空自衛隊百里基地への長射程ミサイル配備や、基地に隣接する茨城空港の新たな誘導路(滑走路)建設計画など、基地の機能強化につながっている実態を紹介し、「戦争で平和は守れない」と強調しました。

県医労連の安本真理子さんは、政府が計画する4兆円の医療費削減やOTC類似薬の保険外しの問題を挙げ、「今の政治では国民の命や健康を守れない」と強調。「命が守られ、普通に暮らせる日常があるのは、平和であるからこそだ」と訴えました。

県国民救援会の坂本公則さんは、「スパイ防止法」について参政党と国民民主党からそれぞれ法案が提出され、自維政権でも年明けに法案提出が見込まれると述べ、「戦争への道につながる。スパイ防止法を制定させてはならない」と強調。さらに、継続審議となっている、冤罪被害者を救う「再審法改正」の早期成立を呼びかけました。

(「しんぶん赤旗」2025年12月27日付より転載)

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