新中核病院建設支援を 茨城県に鈴木さとし県議要求

9月11日の茨城県議会本会議で、日本共産党の鈴木さとし議員(筑西市)が一般質問に立ち、地元住民の悲願になっている新中核病院建設に向けた県の支援を求めました。

鈴木議員の地元の保健医療圏には中核病院がなく、急性期医療体制が遅れており、死亡率が高くなっています。
鈴木議員は、「県が掲げる『誰でも安心して健やかに暮らすことができる住み良いいばらき』の理念に基づき、一刻も早く救急医療とがん診療体制を確立し、その機能を持つ新中核病院の建設は重要」だと県の責任を指摘し、橋本昌知事の考えをただしました。
橋本知事は、「現時点では具体的な見通しが立っている状況ではない」と述べたうえで、医師確保策については、「地元で具体的構想がまとまり、医師確保を要請するに至った場合、県が持っているあらゆるネットワークを活用し、できる限りの支援をしていく」と答弁しました。
鈴木議員は、軽度・中等度難聴児の補聴器購入への県の助成を提案。
森戸久雄保健福祉部長は、「ご提案の新たな助成の必要性を検討するに当たって、今年度軽度・中等度難聴児の数や費用負担の状況などの実態把握につとめる」と答えました。
鈴木議員はこのほか、▽国保税滞納者への強権的取り立て中止▽30キロ圏内に約100万人が住む日本原電東海第2原発(東海村)の再稼働中止・廃炉などを求めました。
(「しんぶん赤旗」首都圏版 2014年9月12日付より転載。鈴木さとし県議の一般質問大要[PDF]はこちらから

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