命守る ふさわしい賃金に 全医労 全国一斉スト
国立病院機構、国立高度専門医療研究センター、国立ハンセン病療養所で働く労働者でつくる全日本国立医療労働組合(全医労)は3月9日、賃上げを求め、全国約140の国立病院で独立行政法人化後、初の一斉ストに立ち上がりました。
人手不足もう限界 茨城
茨城県では、水戸医療センター(水戸市)、霞ケ浦医療センター(土浦市)、茨城東病院(東海村)の3施設で医療従事者らが労働環境の改善を求め、ストライキと宣伝をしました。
水戸医療センターでは、“人手不足はもう限界”などと書かれたプラカードや横断幕を掲げてアピール。コロナ病棟で働く看護師の女性は、「緩和ケア棟がコロナ病棟に変わり、現場では対応に追われている。常に人手不足で、超過勤務が当たり前になっている」と話しました。
県医労水戸支部長の益子サツキさんは、医療現場が疲弊しているとし、「賃金を何としても増やしてほしい」と求めました。
(「しんぶん赤旗」2023年3月10日付より転載)