世代間交流へ 地域づくりを 茨城県高齢者大会開かれる
第16回茨城県高齢者大会が3月9日、日立市内で開かれ、約180人が集いました。
県高齢者大会実行委員会(長谷川幸介実行委員長)が主催したもの。
記念講演した法政大学教授の宮城孝さんは、介護を必要としない健康寿命を延ばすためには、▽孤立しない、させない▽高齢者が人生で培ってきた力を生かす▽さまざまな世代の住民が交流する─などの地域づくりの大切さを説きました。
そのうえで、「日本はこれから歴史的にも、世界的にも経験したことのない超高齢化社会を迎えることになる」と指摘。
介護や保育など福祉の現場で働く人の待遇改善を力説し、住民が協力し合って専門家や行政側の知恵と力を引き出す必要性を訴えました。
大会参加者らは、社会保障削減や東海第2原発の再稼働、「共謀罪」などに反対してたたかう決意を示した大会アピールを採択しました。
(「しんぶん赤旗」首都圏版 2017年3月14日付より転載)