「必ず社会は変えられる」 布川事件の桜井さんが訴え 東海村で映画上映会開く

1967年に茨城県利根町で起きた強盗殺人「布川事件」で、再審無罪になった桜井昌司さんを描いた映画『オレの記念日』の上映会が10月15日、東海村で開かれました。

この映画は、冤罪被害をテーマに、『獄友』などの作品を手がけた金聖雄監督の最新作。
29年間の獄中生活、2011年に再審無罪を経て国賠訴訟で完全勝利を得るまでの桜井さんを追うドキュメンタリーで、「袴田事件」の袴田巌さん、「東住吉事件」の青木恵子さんらとの交流も描きます。

作中で「明るく楽しく、面白いものを見つけて生きてやろうと思った」と、無期懲役が確定した後の獄中生活を振り返った桜井さん。
上映後に登壇し、「冤罪になったおかげで“桜井昌司”という生き方ができて、達成感のある波乱万丈の楽しい人生だった」と語りました。

また、検察や警察による証拠の隠ぺい・捏造を罰する法律の制定など、司法改革の必要性を力説。

「社会を変えるのが大変なのは当たり前だが、『困難』だと言えば他人には響かない。必ず社会は変えられるし、一緒に声を上げて、道理ある国にしたい」と力を込めました。

上映は県内各地で11月18日まで。問い合わせは茨城映画センター、電話029(226)3156。

(「しんぶん赤旗」2022年10月21日付より転載)

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