産廃処分場 計画撤回を 市民シンポジウム開催 茨城・日立
茨城県が日立市諏訪町に計画する「新産業廃棄物最終処分場」の整備撤回を求める市民シンポジウムが6月19日、日立市で開かれ、約170人が参加しました。
「日立市に県産廃最終処分場をつくらせない市民シンポジウム」(実行委員長・飯田美弥子弁護士)の主催。
坂本博之弁護士が講演し、処分場について悪臭や地下水漏れなどの事例が後を絶たず、「例外なき欠陥物だ」と指摘。
良好な環境や地域社会までも破壊し、「産廃処分場で捨てられるのは自分たちのゴミではない。市が明確に反対すれば変わる」と述べ、候補地の周辺住民を巻き込んだ運動を呼びかけました。
パネリストの、候補地付近に立地する保育園の職員らが、「周辺を流れる鮎川への影響が心配。豊かな自然を奪いかねない処分場建設には反対だ」と呼びかけました。
「県産業廃棄物最終処分場建設に反対する連絡会」の荒川照明代表が、「最後の頑張りで延期させる動きをつくっていきたい」と訴えました。
(「しんぶん赤旗」2021年6月22日付より転載)