産廃整備情報の公開を 日立市議会 千葉達夫氏が要求
茨城県日立市議会の一般質問が6月14日に行われ、日本共産党の千葉達夫市議は、県が日立市諏訪町に計画する「新産業廃棄物最終処分場」の整備について、市は県に対して事業の情報公開を求めるよう要求しました。
千葉市議は、県が昨年5月、日立市への整備を公表して1年が経過したことへの市の受け止めを質問。
また、洪水や土砂崩れなどの自然災害、搬入道路の規模への住民懸念について、県が説明責任を果たしていないと指摘し、市が県に対し、積極的に情報提供を求めるよう要求しました。
橋本仁一・市生活環境部長は、整備をめぐり、住民からさまざまな意見が寄せられているとし、「検討の熟度を高める必要がある」と答弁。
県から示されている周辺環境への影響などについても、「総合的な観点から検討を進める」と述べるにとどまりました。
千葉市議は、「1万5千人分の反対署名が提出されている。市民の声に耳を傾け、受け止めることが求められる」と述べ、計画の撤回を迫りました。
(「しんぶん赤旗」2021年6月19日付より転載)