9条は未来志向 茨城革新懇が講演会開き学ぶ

平和・民主・革新の日本をめざす茨城の会(茨城革新懇)は10月3日、第35回総会を兼ねた講演会を水戸市内で開きました。
主催者あいさつで田中重博代表世話人(茨城大学名誉教授)は、党派の違いを乗り越えた戦争法に反対するたたかいが画期的だったと指摘。
日本共産党の「国民連合政府」提案に賛意を表明し、「平和、立憲主義、民主主義を国民の手に取り戻すたたかいを続けよう」と訴えました。
「アジア・太平洋戦争と日本国憲法」と題して、茨城大学の佐々木啓准教授が講演。
大日本帝国憲法下での侵略戦争を経て、日本国憲法が制定されるまでの経過を詳しく語りました。
1950年代の原水爆禁止運動など平和を求める国民の声の高まりのなかで、現憲法、とくに第9条の大切さが国民に広く認識されてきたことを強調しました。
そのうえで、「戦争法は何重にも憲法違反」だと批判。
「軍隊を構成要素に含まない憲法は、近代国家としては異例だが、未来志向」と述べ、憲法9条が国民からも、外国からも再認識されることに期待を込めました。
総会では代表世話人15氏、世話人27氏を選出。
戦争法廃止をめざす運動を県民に呼びかけるアピールを採択しました。
(「しんぶん赤旗」首都圏版 2015年10月8日付より転載)

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