五輪よりも接種会場に活用を 中庭次男氏が代表質問 水戸市議会
日本共産党の中庭次男水戸市議は6月14日、市議会で代表質問し、東京五輪の中止を求めて市の見解をただしました。
市は当初、アダストリアみとアリーナ(市立体育施設)をワクチン接種会場として使用すると発表しながら、五輪でベルギー選手の事前キャンプの練習会場に使用するため、取りやめました。
中庭市議は、「優先すべきはワクチン接種であり、練習会場の受け入れを中止し、接種会場として活用すべき」と求めました。
高橋靖市長は、「7月4日から8月8日までの約1か月間、練習会場として使用することが決まっており、変更できない」と答弁しました。
また、7月4日には市内の国道50号を走る聖火リレーが計画されています。リレー到着式は千波湖にある広場で、一般市民500人の参加を募集しています。
中庭市議は、「感染拡大防止のため聖火リレーは中止すべき」と主張。
「東京五輪は感染リスクを高める。世論調査でも中止、延期が多数を占めている。市長は国と組織委に中止を求めるべきだ」と述べましたが、高橋市長は、「開催は国や組織委が決めることになる。今後の動向をみる」と答弁しました。
(「しんぶん赤旗」2021年6月19日付より転載)