オスプレイ「祝賀飛行」中止を 茨城・百里基地 県実行委員会が抗議

10月29日に予定されている茨城県小美玉市の航空自衛隊百里基地の観閲式で、米海兵隊のMVオスプレイの「祝賀飛行」が計画されていることが明らかとなり、「米軍機来るな!茨城県実行委員会」(労組、平和・民主団体、日本共産党などで構成)は10月27日、防衛相と同基地に抗議し、「祝賀飛行」の中止を求めました。
同基地正門前で開かれた抗議行動には30人余が参加しました。一行は基地担当者に抗議文を手渡し、今月18日に同基地内でF4戦闘機が火災事故を起こしたことに地域住民の不安と怒りが広がっていると指摘。墜落事故が頻発しているオスプレイが飛行することの危険性を訴えました。
基地担当者はF4戦闘機の火災事故について「原因は調査中」としながらも、同型機の飛行訓練はすでに再開されていることを認めました。
一行は、事故原因も究明しないで飛行訓練を再開させる無責任な姿勢に厳重に抗議。重ねて、オスプレイの「祝賀飛行」と観閲式そのものを中止するよう迫りました。
(「しんぶん赤旗」政治・総合2017年10月28日付より転載)

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