「ヒバクシャ国際署名」賛同を 山中県議が知事に要求 茨城
このほど開かれた茨城県議会定例会で、日本共産党の山中たい子議員が一般質問に立ち、大井川和彦新知事に対し、政治姿勢などをただしました。
山中議員は、憲法を順守した県政運営や住民投票運動などの住民自治を生かすことを求めました。大井川知事は「県民全体の奉仕者の最高責任者として極めて重い職責を担っている」との認識を示し、「日本一幸せな県をめざす」と表明しました。
核兵器廃絶ヒバクシャ国際署名への賛同を求めた山中議員に対し、知事は「核兵器の廃絶は全世界、全人類共通の願い」と答え、署名への対応を検討するとしました。
東海第2原発は稼働から来年11月で40年を迎えます。山中議員は「知事選出口調査で再稼働反対が76%であった県民の意見をどう反映するのか」と迫りました。知事は「福島原発事故は原子力の安全に対する過信、安全神話があったことが問題」としながらも、再稼働については「県民の安全・安心の観点から適切に判断する」と答えるにとどまりました。
山中議員はこのほか、医療的ケア児支援や常総市水害の被害者支援、正規雇用の促進と中小企業支援、つくば市内への特別支援学校増設などを求めて質問しました。
(「しんぶん赤旗」首都圏版2017年10月25日付より転載)