日本を変えるチャンス 孫崎享氏が講演 安倍政権を批判 水戸

「アメリカの選択と安倍政権のゆくえ」と題した講演会が11月3日、水戸市内で開かれました。
「憲法を守り生かす茨城ネットワーク」と「九条の会県連絡会」が共催したもの。

孫崎享氏(元外務省国際情報局長)が講演し、TPP(環太平洋連携協定)について、「安倍首相は日本が批准を強行する理由を説明できていない」と批判。
「原発の基準地震動などについても一切話さない。大事なことはすべて詭弁とウソで塗り固めている」と切り捨てました。
アメリカの大統領選にもふれ、▽安保条約や日米地位協定はアメリカが日本を守るためのものではない▽アメリカ本土が報復攻撃される危険を冒してまで日本を守ろうとはしない。したがって“核のカサ”論は成り立たない─と指摘。
日本の将来や外交を考えるうえで、“日本はアメリカに守ってもらっているのだから、アメリカの言うことを聞かなければならない”との呪縛から解放されることの大切さを訴えました。
会場からの質問にも答え、次期総選挙について「日本を変えるチャンス」と力を込め、安倍政権を追いつめる野党共闘の実現に大きな期待を寄せました。
(「しんぶん赤旗」 首都圏版 2016年11月4日付より転載)

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