生活保護削減反対申し入れ 水戸「守る会」

水戸生活と健康を守る会(中庭緋佐子事務局長)は4月24日、高橋靖水戸市長に対し、生活保護基準の引き下げと扶養義務強化に反対する8項目の「申し入れ書」を提出し、交渉しました。
守る会から21人が参加し、日本共産党水戸市議団から中庭次男市議、江尻かな市議が同席しました。
市の保健福祉部長、生活福祉課長らが応対しました。
参加者からは、保護基準引き下げで「スーパーの見切り品を買い、風呂の回数も減らした。節約の限度だ。冠婚葬祭もできない」(62歳)、「昨年7月から比べ、今年4月の保護費は下がった。4月の消費税増税でダブルパンチだ」(77歳)などの訴えがありました。
市が元警察官を採用して生活保護受給者の親や子を訪問し、仕送りを求めるなどしていることについても、「親子関係が悪化してしまう。中止してほしい」(67歳)などの要望が出されました。
これに対し、市の生活福祉課長は、「保護基準額の引き下げは国の方針であり実施した。扶養義務調査では、保護利用者の親、子ども、兄弟など633世帯を訪問し援助を求めている」などと話しました。
守る会は、4月の保護基準引き下げについて再度、不服審査請求をおこなう方針です。
(「しんぶん赤旗」首都圏版 2014年5月3日付より転載。詳細については中庭市議のWebをご覧ください)

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