気になる法案直接聞きたい 都内学生「 #地方議員にお手紙送信部 」
「今の政治の状況にとても危機感がある」、「民主主義を守りたい」、「国を変えるにはまず地方から」と、東京都内の大学に通う花守美咲さん(22、仮名)は、SNSで「 #地方議員にお手紙送信部 」を開設し、約1か月間で市議2人と県議7人と意見交流しました。
国旗損壊罪法案や皇室典範改正など、国会審議中のもののうち、気になる法案を6つ挙げ、その1つ1つに懸念点とその理由を添えて、「貴方(あなた)の見解も知りたいです」と問いかけました。
(茨城県・小池悦子)

#地方議員にお手紙送信部 の活動状況=7月末、花守さん作成
「議員さんと掛け合ってみて、1つのステップを踏み出す」と考えた花守さんは、6月後半に地元市長と市議3人以上、県議10人以上に、メールやホームページの問い合わせフォームから手紙を送信。
花守さんは、「『立場上、国政のことには賛否を表せない』という返事も多いなか、ちゃんと意見を述べてくれる議員さんもいて、人柄や態度がにじみました」と言います。
花守さんは、地方議員に手紙を送るメリットについて、▽その議員の考えを知ることができる▽直接会って話すことができるかも▽所属している会派内で共有してもらえるかも!▽大本命「国への意見書提出の第一歩『請願書の提出』」▽議員にすごく喜んでもらえ、自己肯定感が上がる─と明るく話します。

花守さんのSNS、『note』での発信内容の一部=7月24日
花守さんが政治に関心を持ったのは、約1年半前の高額療養費の自己負担限度額引き上げを知ったとき。「命にかかわるセーフティネットが改悪される」という危機感があったのが始まりでした。
今回、「 #地方議員にお手紙送信部 」を立ち上げ、手紙の送信に至る間に、国会前行動に2回参加。「非核三原則の堅持を求める意見書を地元市議会からも出してほしい」と、議会の意見フォームヘ送りました。
花守さんの最終目標は、「みんなで政治のことが話せる世の中にしたい。政治参加が当たり前にしたい」と強調。そのために、「情報周知がすごく大事で、自分事として捉えられるようになってからがスタートだと思います」と熱く語ります。
友人や周りの人と話すときに心がけているのが、いま起きていることや社会への疑問など、「日常の延長線上として軽く話す」こと。「この前、お祭りに行って、これだけの人がデモに来ればいいなと思ったんです」と花守さん。市民運動の可視化をめざし、SNSや投稿・配信サイトでの発信にも力を入れています。
(「しんぶん赤旗」2026年8月4日付より転載)
