橋本知事、汚染水放出に反対 大内県議に答弁 茨城県議会
3月19日の茨城県議会予算特別委員会で、橋本昌知事は福島第1原発事故による汚染水を海洋に放出しないよう国に要請していく考えを明らかにしました。
日本共産党の大内久美子議員の質間に答えたもの。
収束の見込みがまったく立っていない福島第1原発事故の現況にふれた大内議員は、「深刻なのは高濃度放射能汚染水の処理だ」とのべ、「東京電力は汚染水の海洋放出をねらっている」と指摘。
「人間、生物、漁業を守るために海洋放出を絶対に許してはならない」と強調し、橋本知事に見解を求めました。
橋本知事は、「福島第1原発の汚染水は当然海洋に放出すべきではない。今後とも海洋に放出しないよう国に対して強く要請していく」と答えました。
大内議員はまた、県が策定中の原子力災害対策計画について「東海第2原発の再稼働を前提にして策定すべきではない」と主張。
老朽化して危険な同原発の廃炉を求めました。
(「しんぶん赤旗」首都圏版 2013年3月20日付より転載。大内久美子県議の質問全文については大内県議のブログをご覧ください。)