どの子にも安心な給食を 市民団体と新婦人支部が署名提出
茨城県取手市の「小中学校の給食費無償化を求める会」と新日本婦人の会水戸支部は2月10日、県庁を訪れ、学校給食の無償化などを求める署名を大井川和彦知事宛てに提出しました。
日本共産党の江尻加那県議、田中真己水戸市議、土田記代美水戸市議、佐野太一氏(取手市議予定候補)、上野高志県委員長らが同席しました。
「無償化を求める会」は1,634人分を提出。森恵美子さんは中学校の教員をしていた時に、給食費を払いたくても払えない家庭があったとし、「どの子も安心して給食が食べられるようにしてほしい」と力説しました。
新婦人水戸支部は280人分を提出。荒木睦子事務局長は、水戸市が小学校に先行して中学校給食を完全無償にしたことに触れ、「県が無償化を決めてもらえれば、自治体ももう一歩踏み出すきっかけになる」と話した上で、地元食材や有機農産物の積極活用を求めました。
江尻氏は、「農業県としての強みも生かし、全国の先駆けとして給食政策に取り組んでほしい」と求めました。
県健康教育推進室の担当者は、「他県の動向をふまえ検討したい」と説明。参加者は「前向きに受け止めてほしい」と無償化を重ねて求めました。
(「しんぶん赤旗」2023年2月17日付より転載)