茨城県議選勝利へ演説会 山下芳生氏、田村智子氏が訴え 水戸・取手

茨城県議選(12月2日告示・11日投票)と来春の統一地方選での日本共産党勝利へ、山下芳生、田村智子の両副委員長・参院議員は10月23日、茨城県入りし、党予定候補の応援に立ちました。

原発再稼働止める力 山下芳生氏「共産党の出番」訴え 水戸

水戸市で山下芳生氏は、茨城県議選が来春の統一地方選前の唯一の県議選になるとし、「共産党の反転攻勢を示す大事な選挙。現有2議席絶対確保、議席増を実現し、全国を勇気づける結果を示そう」と訴えると、演説会場が拍手で沸きました。

山下氏は、江尻かな県議を「東海第2原発の再稼働をストップさせ廃炉にする力」だと紹介。
原発事故時の避難所が、1人あたり畳1枚分しかないずさんさを県議会で可視化して告発、知事が避難計画を見直さざるを得なくなったとして、「宝の議席」を守り抜こうと呼びかけました。

統一協会の問題で、「朝日」が報じた自民議員との「政策協定」、「赤旗」日曜版が報じた防衛副大臣のパーティー券購入と見返りの首相官邸見学という“2つのスクープ”にふれ、「どちらも自民党の『点検』では出てこなかった。1970年代から統一協会・国際勝共連合とたたかってきた共産党の出番だ。統一協会の“魔の手”から国民の暮らしと日本の政治を守るために、共産党を伸ばしてください」と訴えました。

江尻氏は共産党創立100周年にふれ、「(党員)一人ひとりが理不尽な現実を変えようとしている生き方に希望がある。私も人生を社会進歩に重ねて生き抜くことを力に選挙戦をがんばる」と述べました。

(「しんぶん赤旗」2022年10月24日付より転載。動画はこちらから

賃上げ、今すぐ必要 田村智子氏が党綱領縦横に語る 取手

取手市で田村智子氏は、佐野太一氏(県議予定候補)の必勝と国政の最新情勢を訴えました。

佐野氏は、「昨年は無党派の一聴衆だった」と自己紹介。産業カウンセラーとして、「生理の貧困」など、声をあげることが困難な人の声も聞き取ってきた活動とともに、「人と動物との共生」などにも触れ、決意を表明しました。

田村氏は、岸田文雄内閣が追い詰められ、「来年は総選挙の準備をしなければ」の声が自民党関係者からもあがっているとして、安倍晋三元首相の国葬や統一協会と自民党との癒着の問題の現状を報告。その中での県議選の共産党躍進の全国的意義を強調しました。

当日朝のNHK日曜討論での論戦を紹介した田村氏は、アベノミクスの異次元緩和が完全に失敗したことを認めない自民党を批判。
賃上げについて、「いますぐ上げることが必要。共産党は具体的提案をしている」と、500兆円近くに膨れ上がった大企業の内部留保の一部への課税で財源をつくり、中小企業に直接支援する政策を説明。消費税減税や憲法9条に基づく外交などにも言及。共産党の100年の歴史と綱領路線を縦横に語りました。

茨城3区市民連合の遠藤俊夫共同代表は、佐野氏の推薦を決定したと報告。中国から12年前に来日した女性(47)は、「自公政治が能力も意欲もある労働者を使いつぶしたという田村氏の話は、自分のことだと感動した」と話しました。

(「しんぶん赤旗」2022年10月24日付より転載。動画はこちらから

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