原発ゼロ・被災者支援 福島原発の悲劇忘れない 防災にこそお金を 水戸

東日本大震災と東京電力福島第1原発事故から3月11日で6年たちました。
首都圏各地でも、原発ゼロを訴える宣伝や被災者支援の集会などが取り組まれました。
水戸市のJR水戸駅南口では、「3・11いのちを想い未来をみつめるアクション」と銘打った集会が開かれました。
犠牲者や福島第1原発の事故で避難している人たちに思いを寄せ、「原発のない日本を」「安心して暮らせる社会を」と同アクション実行委員会が主催したもの。

「安心して暮らせる社会を」と脱原発を掲げた集会に集まった人たち=3月11日、水戸市


参加者らは、大震災が発生した午後2時46分に黙とう。被災者の手記の朗読などに聞き入りました。
リレートークでは、「東海第2原発の再稼働を許さず、廃炉に向けてがんばろう」「安倍政権は軍拡にお金を使っているが、災害が連続して起きている日本では防災にこそお金をかけるべきだ。福島の惨状をみれば、原発の再稼働などはあってはならない」などの訴えが続きました。
足を止めて聞いていた中学2年の男子生徒は、「震災はよく覚えています。校舎が大きく揺れてこわかった。原発事故のことは忘れないようにしたい」と話していました。
(「しんぶん赤旗」首都圏版 2017年3月12日付より転載)

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