北関東キャラバン 政権交代 力合わせ 「比例は共産党」よびかけ 埼玉4市

日本共産党の塩川鉄也衆院議員(北関東比例予定候補)と伊藤岳参院議員は9月10日、総選挙に向けた北関東キャラバン宣伝で、埼玉県の朝霞市、新座市、川越市、所沢市で総選挙勝利を訴えました。
所沢市の西武鉄道所沢駅東口では、梅村さえこ前衆院議員、大内くみ子氏(衆院北関東比例予定候補)、朝霞市、新座市では工藤かおる氏(衆院埼玉4区予定候補)も訴えました。

塩川氏は、菅義偉首相の辞任表明について、「それだけコロナ失政が重大であり、安倍政権から続く強権政治に国民から強い批判があったということだ」と指摘。「総選挙で共産党の議席を増やして、命とくらし最優先の政治にしよう」と訴えました。

梅村氏は、新自由主義の社会を変え、命が何よりも大切にされる政治をつくろうというのが野党連合政権の姿だと強調し、「政治の責任は自己責任ではなく公助にある。そんな本来の政治を取り戻そう」と呼びかけました。

大内氏は、自公政権による原発再稼働固執や石炭火力発電所9カ所の新設計画を批判し、「原発も火力発電所もやめ、再生可能エネルギーに切り替える政権をつくろう」と訴えました。

伊藤氏は、「正社員が当たり前で、病院や保健所を増やす社会にしよう」と力を込めました。

(「しんぶん赤旗」2021年9月11日付より転載)

北関東比例ブロックの様相(定数19)
比例2議席奪還、3議席は可能 命守り再稼働許さず

衆院北関東ブロック(埼玉・茨城・群馬・栃木、定数19)は、「比例2議席を必ず奪還、3議席をめざす」が目標。116万票獲得で、塩川鉄也氏=現=、梅村さえこ氏=前=、大内くみ子氏(茨城4区重複)=新=の3氏の議席を─と全力をあげています。

新型コロナの感染拡大で、北関東でも「自宅療養」の患者が大量に生まれました。
茨城県では、「同居の母が感染。病院に入れず自宅療養中に病状が急変。救急搬送先の病院で亡くなったが県は自宅死ゼロと言う。おかしい」というメールが党県議に届きました。
栃木県矢板市では、「東京の親戚が病院に入れず、昨日自宅で亡くなった」という涙ながらの訴えが寄せられました。

塩川議員は、8月5日の両院議員運営委員会で「原則自宅療養」方針を批判。宿泊療養施設を抜本的に増やすよう求め、方針撤回を拒む政府を追い詰めました。
各氏は、「必要な医療をすべての患者に提供」、「大規模検査を実施」を訴え、共感を広げています。

塩川氏はまた、党国会対策委員長代理として野党共闘前進に尽力。コロナ対策では野党の共同提案が次々と実現し、「野党共闘のキーマン」と他党からも評価されています。

全自治体訪問 梅村さえこ氏

コロナ禍の北関東各県の産業は深刻です。米価の暴落でコメ農家は悲鳴をあげています。観光地でも廃業が相次いでいます。
梅村氏は、前回総選挙後に北関東の167の全自治体を訪問。党農業後援会のトラクターパレードにも同行。フラワーデモなどに参加し、ジェンダー平等社会実現をめざします。

8月の北関東キャラバン宣伝では、「今の政治を変えたい」という怒りの声が次々と。聴衆が入党する経験も生まれました。食料支援でつながった30代の男性が、99周年記念講演を視聴し、「志位さんの話を聞いて、共産党は国民の立場に立っていると感じた」と入党を申し込みました。

1,400回街頭宣伝 大内くみ子氏

首都圏唯一の原発、東海第2原発(茨城県東海村)の再稼働問題も北関東の大きな争点です。
共産党は、住民運動と力を合わせて「再稼働をやめさせて原発ゼロの社会を」と活動。9月5日投開票の茨城県知事選・東海村長選では、再稼働反対の候補を推薦・支援し、大内氏、塩川氏、梅村氏が連日街頭から訴え。無所属・他党派の衆院予定候補や二見伸明氏元公明党副委員長らとの共同も実現しました。

大内氏は、出馬表明後の1年間で1,400回の街頭宣伝。県議・市議40年の実績を生かし、国政挑戦4度目の今回は、小選挙区でも自民現職と真っ向勝負に挑んでいます。

一方で自民党は、強い危機感をばねに、ポスター張りだしや宣伝カーの運行などに必死。総裁選を支持率アップにつなげようと活動を強めています。

荻原初男北関東ブロック責任者(党埼玉県委員長)は、「自民党の執念を上回る奮闘で“比例は共産党へ”の訴えを広げきれば、議席奪還、3議席は可能です。3中総が提起した『総選挙必勝大作戦』を必ず成功させたい」と話します。

(「しんぶん赤旗」2021年9月11日付より転載)

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