統一地方選 14市町村に24氏擁立 4月16日告示、23日投票 茨城
茨城県で日本共産党は、補選を含め12市1町1村に現職18人、新人4人、元職2人の計24人を擁立してたたかいます。
県都・水戸市(定数28)は1人が新旧交代で、現有3議席の絶対確保をめざします。
現有2議席の土浦市(定数24)は元職1人、新人1人が出馬。牛久市(定数22)は現職2人、新人1人を擁立します。日立市(定数24)は前回より定数が4減るもとで、市党は現職2人の勝利へ全力をあげています。
首長選では、水戸市で「明るい水戸市をつくる会」が日本共産党元県議の大内くみ子氏、取手市で「希望の取手をつくる会」が前取手市議の小池えつ子氏をそれぞれ擁立し、大型開発優先の市政転換を訴えます。
県党は国や県の悪政とともに、自治体の税金の無駄遣いを厳しく批判し、暮らし・福祉の充実を求めてきた党議員団の値打ちを力説。
「折り入って作戦」で担い手を広げ、大軍拡・大増税をねらう岸田自公政権に茨城から厳しい審判を下そうと奮闘しています。
県都の市議選 大激戦の様相 利権市政変え 福祉増進 水戸
水戸市議選(定数28)で日本共産党は、田中まさき市議(54)、土田きよみ市議(58)=以上現=、なかにわ由美子(50)=新=の3氏が現有3議席の絶対確保をめざします。
水戸市長選では「明るい水戸市をつくる会」が日本共産党元県議の大内くみ子氏(73)=新=を無所属で擁立します。市議選は現職18人、元職2人、新人15人が立候補を予定。7人オーバーで多数激戦の様相です。
高橋靖市政は新市民会館(総事業費360億円)の整備に加え、水戸駅前のマンション開発で大手ゼネコンなどに47億円を補助。“大企業奉仕の利権市政”になっています。
一方、国保税や水道料金は会計が大幅黒字になるほどの値上げを繰り返し、市立図書館の民間委託、学校プールの廃止など自治体が果たすべき福祉の増進をかなぐり捨てています。予算に反対しているのは共産党だけです。
党市議団が繰り返し求めてきた学校給食費無償化が中学校で先行実施されたほか、学校の増築・改修など市政を動かしてきました。
3氏は、▽小学校の学校給食費▽0~2歳の保育料▽子ども医療費の“子育て3つのゼロ”と、▽タクシー券支給▽補聴器購入補助▽国保税・介護保険料軽減の“高齢者3つの安心”を掲げています。
(「しんぶん赤旗」2023年4月14日付より転載)