茨城民報2023年3月31日号

日本共産党の勝利で平和・いのち・暮らし守る茨城に/12市1町1村に24人擁立

茨城民報2023年3月31日号表

今春の統一地方選で日本共産党は、補選を含め12市1町1村に現職18人、新人4人、元職2人の計24人の議員候補者擁立し、水戸市長選では「明るい水戸市をつくる会」の大内くみ子市長予定候補(無所属)を推薦します。

岸田政権による大軍拡と大増税、社会保障の切り捨てに正面から対決し、新型コロナや物価高騰で疲弊した家計と営業を支える自治体行政の実現へ全力を尽くします。

県内の党議員団は、無料のPCR検査実施などコロナ対策の充実、子育て支援や地域住民の足となるデマンドタクシーの拡充、高齢者の生活と健康を守り支える補聴器購入の補助などを繰り返し求め、一部の自治体で実現するなど行政を動かしてきました。

とりわけ学校給食費は、コロナ禍と物価高騰が家計を直撃する下で、全国各地で無償化が広がっています。県内でも潮来市や城里町、大子町、河内町に加え、今春から日立・北茨城の2市で小中学校の完全無償化が実現。水戸市でも、中学校で先行しての無償化が決まりました。子育て支援の充実、子どもの健康と学びを保障すために引き続き全力をあげます。

同時に、国や県の悪政、自治体の税金の無駄遣いに対して、住民と力を合わせたたかってきたのが党議員団です。岸田政権による60年の運転期限延長をふくむ「原発回帰」に厳しく対決し、東海第2原発(東海村)の再稼働ストップを求め続けてきました。

水戸市では市議団が、当初計画の5倍を超える税金を投入しての市民会館建設に反対し住民訴訟と連帯。県の産廃処分場計画(日立市)も住民訴訟が立ち上がり、県市議団の議会での追及と一体に計画撤回を求めるたたかいが広がっています。地域で切実な運動と連帯し、住民の利益を守る立場でがんばる―。国民の苦難軽減が立党の精神の党議員団だからこそ貫けます。

県内では共産党以外の全会派が市長提案の予算に賛成する「オール与党」議会がほとんど。党議員団は住民の切実な願いを議会に届け、施策を前進させてきました。

統一地方選では大型開発よりも身近な暮らし、大軍拡ではなく平和の構築をと訴え、奮闘します。

党創立101年の今年 選挙のなかで党をつくる新しい実践に挑戦しよう

日本共産党茨城県委員長 上野高志

本格的に「野党共闘」をたたかった一昨年の総選挙、押し込まれた総選挙結果を「挽回しよう」と取り組んだ昨年の参院選。この選挙結果を見て、「野党共闘は失敗した」「共産党の綱領は現実離れ」とマスコミを使った巨大な反共キャンペーンが行われました。

4月にたたかわれる統一地方選挙を前に、マスコミやSNSを使い記者会見まで行って、党組織の外側から日本共産党を攻撃し除名された元党員の問題は、一部メディアが「共産党は異論を許さない党」と、またまた反共キャンペーンを行っています。街頭から、対話のなかで、「事実と違う報道です。日本共産党は、党内で自由に意見を出し合い、一致できた方針で活動している政党です。党員によって、選挙戦の公約やたたかい方が違っていては、混乱するだけではないでしょうか」と、広く有権者に訴えたい。

来る4月の統一地方選挙で日本共産党は、岸田自公政権の大軍拡・大増税にキッパリ反対し、党員・しんぶん赤旗読者を増やしながらたたかう方針を明確にしています。

ロシアによるウクライナ侵略や米中のにらみ合い、北朝鮮のミサイル発射などで脅威をあおり、来年度予算で11兆円、5年間で43兆円もの「大軍拡」は、「専守防衛は変わらない」「自分の国は自分で守る」という2つの大ウソがあります。「軍事対軍事では戦争は避けられない。平和憲法第9条を世界に示し平和外交を行う、日本共産党の外交ビジョンを訴えたたかいます。

大軍拡のために大増税、東日本大震災の復興特別財源まで使おうとしています。「新しい戦前」というタモリさんの言葉がぴったりです。県委員会は、暮らし、仕事最優先の社会へ、統一地方選24名の候補者全員の当選へ、全力をつくす決意です。

水戸市長選に大内氏/「暮らし大切にする市政に」明るい会が擁立

「明るい水戸市をつくる会」は3月17日、県庁内での会見で、4月16日告示(23日投票)でたたかわれる水戸市長選に日本共産党元県議の大内久美子氏(73)=新=を擁立すると発表しました。

大内氏は「暮らしや福祉、教育を大切にする市政に変える」と表明し、高橋市政を「大型事業には湯水のように税金を注ぎ込みながら、老朽化した学校や公共施設の改修は後回し」と批判。▽小学校給食と18歳までの医療費無料化▽伊勢甚所有の「中央ビル」解体に税金を投入する泉町1丁目の再開発事業に反対▽生活道路や通学路整備の予算増ーなどを公約。

同市が再稼働への事前了解を持つ東海第2原発(東海村)について、「27万市民の実効性ある避難計画はできない。再稼働は認めない」と力説しました。
市長選には現職の高橋靖氏(57)が4選への出馬を表明しています。

<大内氏の略歴>

茨城大養護教諭養成所卒。水戸市議5期、茨城県議5期。15年水戸市長選候補。現在、党県副委員長。

全医労が全国一斉スト

全日本国立医療労働組合(全医労)は3月9日、賃上げを求め、全国約140の国立病院で独立行政法人化後、初の一斉ストに立ち上がりました。 茨城県では、水戸医療センター(茨城町)、霞ケ浦医療センター(土浦市)、茨城東病院(東海村)の3施設で医療従事者らが労働環境の改善を求め、ストライキと宣伝。プラカードや横断幕を掲げてアピールしました。

4月23日投票 統一地方選 告示迫る

茨城民報2023年3月31日号裏

全国統一地方選挙が目前です。暮らし・福祉最優先の市町村政へ奮闘する日本共産党のベストメンバーです。お知り合いにご支持の輪をお広げください。

水戸市

  • 田中まさき(54)=現=
    党市議団長。市議6期。
    総務環境委員会委員。日本福祉大卒。党県常任委員。
  • 土田きよみ(58)=現=
    市議2期。
    文教福祉委員会委員。党県委員。
  • なかにわ由美子(50)=新=
    党水戸市こども・医療相談室長。水戸市などの産婦人科で助産師25年。

古河市

  • あきば繁(74)=現=
    市議3期。
    文教厚生常任委員会委員。党県委員。

鹿嶋市

  • 立原弘一(66)=現=
    市議6期。
    市議会広報委員長、災害対策特別委員長を歴任。
  • 川井ひろ子(57)=現=
    市議2期。
    文教厚生委員会副委員長。

結城市

  • たいら陽子(71)=現=
    市議3期。
    市議会教育・福祉委員会委員など。東洋大卒。

常総市

  • ほりこし道男(72)=現=
    市議11期。
    市議会議長、百条調査委員長など歴任。党西部地区委員長。中央大学卒。

筑西市

  • 三浦ゆずる(69)=現=
    市議7期。
    福祉文教委員、議会運営委員など。茨城大農学部卒。
  • 石嶋いわお(69)=現=
    市議1期。
    市議会総務企画委員など。結城一高卒。党県常任委員。
  • 国府田きくお(76)=現=
    市議1期。
    市議会経済土木委員など。県西農民センター朝市部長。

石岡市

  • 小松とよまさ(75)=現=
    市議3期。
    市議会文教厚生委員会副委員長。党県委員。福島大学経済学部卒。

土浦市

  • 古沢よしゆき(76)=元=
    市議5期。
    元内田油圧勤務。市民オンブズパーソンの活動に従事。宇都宮大工学部卒。
  • 福田かつお(79)=新=
    2002年まで東京ガス勤務。茨城革新懇で革新・平和運動の先頭に立つ。石岡一高卒。

龍ケ崎市

  • 伊藤えつ子(74)=現=
    市議7期。
    市議会総務委員。
  • 金剛寺博(72)=現=
    市議2期。
    市議会文教福祉委員。流通経済大学卒。

牛久市

  • 遠藤のり子(76)=現=
    市議5期。総務企画常任委副委員長、後期高齢者医療広域連合議員。
  • 北島のぼる(71)=現=
    市議1期。議会運営委副委員長、県南水道企業団議会議員。
  • 大森和夫(63)=新=
    葛飾区役所で地方公務員45年。組合活動などで福祉向上に汗をかく。県立大子一高卒。

美浦村

  • 岡沢清(65)=現=
    村議3期。文教厚生委員。龍ケ崎一高卒。

利根町

  • みね山のりあき(45)=元=
    利根町地域おこし協力隊員を経て2019年初当選。21年利根町長選立候補。

日立市

  • 小林まみ子(59)=現=
    市議5期。
    市議会環境建設委員。党県委員。茨城キリスト教短大卒。
  • 千葉たつお(41)=現=
    市議1期。
    市議会教育福祉委員。党県委員。信州大理学部卒。

取手市補選(無投票当選)

  • 佐野太一(54)=新=
    党市ジェンダー平等推進室長。2022年県議選候補(取手市選挙区)

茨城民報2023年3月31日号(PDF)

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