日米訓練に参加するな 百里基地前で抗議集会 茨城
茨城県の百里基地反対連絡協議会(百里連協)は7月17日、航空自衛隊百里基地(小美玉市)の正門近くで、「日本全体を使う米軍主催訓練(レゾリュート・フォース・パシフィック)参加の即刻中止を求める申し入れ」を行い、抗議集会をしました。

基地正門前で「米軍主催訓練には参加するな」と抗議する参加者=7月17日、茨城県小美玉市
航空自衛隊は、日米同盟の抑止力と対処力を強化するためとして、7月22日~30日に百里基地で米軍戦闘機展開訓練を予定。F16戦闘機が6機と地上要員約180人、KC135空中給油機が2機と地上要員50人が参加して、基地近隣空域で空自戦闘機との共同訓練を実施します。
抗議集会では、百里基地反対同盟、茨城平和擁護県民会議、県農民連、県平和委員会、社民党県連合、日本共産党県委員会の代表が次々と発言。「約2兆円の農業予算の4倍となる8兆7000億円の軍事予算という、ゆがんだ今の政治は変えなければならない」、「戦争に突き進むアメリカ主催の訓練参加は許されない」、「戦争準備の訓練はすぐに中止するべきだ」、「戦争になったら真っ先に基地が狙われる。軍事強化でなく外交努力で平和を守ろう」、「政治の役割は戦争だけはしてはいけないということ」などと訴えました。
(「しんぶん赤旗」2025年7月18日付より転載)