挑む 茨城・牛久市議選 大森和夫氏 区役所45年 福祉向上に汗
「皆さんの意見で政治を変え、より良い市政をめざそう」─。
新興住宅地と従来の宅地が混在する茨城県牛久市。牛久市議選(定数22)で新人の大森和夫氏(63)が利根川英雄市議からの議席のバトンタッチをめざします。
45年にわたり葛飾区役所に勤務。住民に一番身近な行政の相談役として、老人福祉課や税務課などで仕事を重ねました。
「住民にきめ細かいサービスを提供したい。その思いで励んでいました」。
寝たきりになったお年寄りの紙おむつの支給、介護ベッドの公的助成などを当時の区長にかけあい、一つひとつ実現させてきました。
生まれは茨城県北部の大子町。農業収入だけだったという実家は、コメや地元の特産、こんにゃくを栽培。小学6年生で父親を亡くし、高校を卒業後に上京しました。
区役所では組合活動に参加。就職後まもなく先輩に誘われ民青同盟に加盟し、活動や学習を通じて日本共産党に出会いました。
組合活動では、公務労働の環境改善を求めて労働条件アンケートを行い、仲間と都庁交渉に臨みました。福祉向上に汗をかきながら、住民の暮らしを守る最前線の自治体労働者として頑張ってきました。
趣味はツーリングと野球、釣りや車など多彩。中でもツーリングは、バイクで日本列島をほぼ2周するほどの熱中ぶりです。「風を切って走るバイクは気持ちがいい。変わる季節や風景、人との出会いが魅力です」。趣味の話になると顔がほころびます。
(茨城県・高橋誠一郎)
大森和夫(おおもり・かずお)
1960年生まれ。県立大子一高卒。
葛飾区役所勤務45年。組合活動で福祉向上に汗をかく。現在、党牛久市政策委員長。
(「しんぶん赤旗」2023年4月15日付より転載)