LD児童 学習支援を 田中真己市議が要求 水戸市議会
日本共産党の田中真己水戸市議は3月16日の市議会代表質問で、「発達性読み書き障害」(LD)のある児童・生徒への学習支援を求めました。
LDは文字の読み書きや計算など、特定の学習が苦手な障害。普通の会話や理解力には問題がないため、教育現場では見過ごされやすく、障害のある児童生徒への適切な支援が求められています。
田中市議は、LDの通級指導教室設置や、保護者・教員に助言する専門員の配置を要望。
「困っていることを言えずにいる子どもや保護者に手を差し伸べることが市の責務だ」と支援を求めました。
市の志田晴美教育長はLDについて、一人ひとりの特性に応じた学習支援が必要だと強調。
LDやADHD(注意欠如・多動性障害)の通級指導教室を4月にも開設できるよう県に要望していると述べ、「教員の特別支援教育への理解を深め、児童生徒のニーズに応じた支援の充実に努める」と答弁しました。
田中市議はこのほか、医療・福祉施設での定期的なPCR検査実施、新市民会館への予算計上の中止などを求めました。
(「しんぶん赤旗」2021年3月19日付より転載)