原発の危険性を認識 栃木の党地方議員 東海第2原発を視察
栃木県内の日本共産党地方議員が7月19日、同県に隣接する茨城県の東海村を訪れ、日本原電(原電)東海第2原発を視察しました。
視察には野村せつ子県議をはじめ、栃木県内各地の地方議員、党役員ら20人が参加しました。梅村さえこ参院比例予定候補、大内くみ子参院茨城選挙区予定候補、山中たい子、江尻加那、上野高志の3茨城県議らが同行しました。
このなかで、原電側は同原発の設置変更許可申請が原子力規制委員会で「適合」と判定した審査書案が了承されたことや施設の概要、事故対策などについて説明。野村県議は原電側に「栃木県民も東海第2原発に不安を抱いている」と指摘しました。
一行は、原電の説明を受けながら原発内の使用済み燃料プールや使用済み燃料乾式貯蔵施設などを視察しました。
視察終了後の意見交換会で、栃木県の参加者からは「原発を廃炉にすれば避難計画などつくる必要がない」、「原電が『安全対策』、『安全対策』と強調するほど、原発って危険なんだ、とあらためて感じた」「東海第2で事故が起きたらと思うと、栃木県民としても人ごとではない」、「実効性のある避難計画をつくるなんて無理」などの声が出されました。
(「しんぶん赤旗」首都圏版2018年7月27日付より転載)