東海第2原発の再稼働認めず 水戸市議会が意見書を可決
日本原電が茨城県東海村の東海第2原発の20年運転延長を申請している問題で、水戸市議会は第2回定例会最終日の6月19日、「東海第2原発の住民理解のない再稼働を認めないことを求める意見書」を賛成多数で可決しました。
意見書は、同市を含む14市町村が緊急防護措置を準備する区域(原発から30キロ圏内)で、実効性の伴う広域避難計画の策定は十分と言えず、現時点で住民理解が得られるものではないと指摘。「再稼働を前提とした運転延長を認めることはできない」と述べています。
その上で、▽住民理解のない再稼働は認めないこと▽原子力に依存しない社会への移行をめざし、代替エネルギーの確保と再生可能エネルギーなどの新エネルギーの導入促進ーなどを求めています。
意見書は国、衆参両院議長、県知事に提出されます。
(「しんぶん赤旗」【政治・総合】2018年6月21日付より転載)