東海第2原発は廃炉に 山中たい子議員が求める 茨城県議会予算特別委員会
3月20日の茨城県議会予算特別委員会で、日本共産党の山中たい子議員は大井川和彦知事に、日本原電が抱える東海第2原発(東海村)の再稼働に反対し、廃炉を要請するよう求めました。
このなかで山中議員は▽住民説明会出席者から「再稼働しなければ避難計画も策定する必要はない。計画に費やす労力は廃炉に使ってほしい」などの意見も出た▽報道各社の調査でも県民の6~7割が再稼働に反対している▽再稼働や運転延長反対の決議を上げている市町村議会が増えているーことなどを指摘しました。
大井川知事は「東海第2原発については、国の審査や市町村の避難計画の策定がすすめられている。さまざまな意見もある。適切に対処する」などと答えました。
さらに山中議員が「今月(3月)28日の県防災会議は非公開なのか」とただすと、同知事は「公開で実施する」と明言しました。
山中議員はこのほか新年度から都道府県化される国民健康保険制度への県補助制度の創設、就学援助制度の改善、福島原発事故避難者への支援などを求めました。
(「しんぶん赤旗」首都圏版2017年3月23日付より転載)