“保守王国”突破必ず 党派超え熱烈応援 茨城・小林きょう子候補に市民ら
参院茨城選挙区(改選2)で自民・民進の現職候補を激しく追い上げている小林きょう子候補は7月3日、小池晃書記局長、おくだ智子比例候補とともに、取手市のJR取手駅東口で街頭演説し、「共産党を伸ばして政治を変えよう」と訴えました。
小林候補は、「市民と野党が力を合わせれば政治は変えられる」と強調。
戦争法廃止、環太平洋連携協定(TPP)批准阻止、東海第2原発廃炉などの政策を示し、支持を呼びかけました。
茨城県市民連合の二見伸明共同代表(元公明党副委員長)と市川紀行共同代表(元美浦村長)、生活の党・小沢一郎共同代表を支援する「茨城一新会」の畑静枝会長が応援に駆け付けました。
二見氏は、「公明党は平和の党でも福祉の党でもなくなってしまった」と痛烈に批判。
憲法9条守れ、TPP反対の声を集めて、“保守王国”茨城から、小林候補を国会へ送りたいと熱く訴えました。
「“さよなら安倍政権”を市民の力で実現しよう」と呼びかけて歓声を浴びたおくだ候補は、「安倍政権は選挙後に憲法を変えようとしている。こんな憲法破壊は許せない」と力を込めました。
土浦市から来た女性(67)は、「政治を変えないと不安で暮らせません。小林さんを押し上げるため、電話かけを頑張っています」と話しました。
(「しんぶん赤旗」首都圏版 2016年7月5日付より転載)
公明党は「戦争の党」 元公明党副委員長・二見伸明さんの応援演説
JR取手駅東口で7月3日行われた日本共産党の街頭演説で、二見伸明公明党元副委員長が応援演説をしました。その要旨を紹介します。
私は、公明党が「平和の党」「福祉の党」としてそれなりの存在感を持っていた時の副委員長です。
今の公明党はまったく違います。「平和の党」ではまったくありません。
去年の安保法制の強行採決に率先して加わった。日本の国を戦争に駆り立てる「戦争の党」に大変身しました。
「福祉の党」、冗談言っちゃいけない。公明党に福祉なんて言葉を使わせたら天下の笑い者になります。
アベノミクスがわれわれに福祉をもたらしたか。貧困をもたらした。格差は拡大した。しかし、福祉は切り捨てた。それをやってきたのが自民党であり、公明党であります。
私はこの選挙、どうしてでも小林(きょう子)さんに議席を取らせたい。小林さんに集まる票が、憲法を守り、TPP(環太平洋連携協定)に反対し、アベノミクスにとどめを刺し、脱原発への道を歩む、私たち県民の声なんです。
だから私たちは、党派は違ってもこの選挙に命をかけているんです。
みなさん、あと1週間です。世の中は大きく変わっています。
さらに数万票を上積みするたたかいをしようではありませんか。勝利をわれわれの手に握ろうではありませんか。私も頑張ります。
(「しんぶん赤旗」 2016年7月5日付より転載)