茨城・常総水害5か月 感謝と笑顔 物資配布会
鬼怒川堤防の決壊による甚大な水害から5カ月目を迎えた茨城県常総市で2月14日、吉野サポートセンターが8回目の支援物資の配布会を「石下婦人の家」で行いました。
過去最多の約300人の被災者がつめかけ、お昼からは、温かいとん汁とニンジンライスを提供する食事会が催されました。
この地域では支援物資配布がはじめてだったこともあり、みなさん笑顔で感謝の言葉をスタッフにかけていました。
県西農民センターの会員が寄せたハクサイやキャベツなどの新鮮野菜、県内や近県の各地から寄せられた衣類、家具、家電品などを荷台いっぱいに載せた軽トラックがのべ15台分、吉野サポートセンターの倉庫と婦人の家を何度も往復。
2月上旬に埼玉県春日部市の「赤旗」読者から寄贈された軽トラも大活躍しました。
この日、小さな赤ちゃんを抱いたフィリピン人の夫婦が参加。
寝具が手に入り、母親は何度も感謝の気持ちを口にしていました。
花の流通に携わる東京都大田区の女性は、ボランティア5回目。
パンジーなど40鉢の鉢植えを並べながら、「春を運んできてほしいですね」と話していました。
並べ終わると「わぁ、かわいい」と被災者が集まり、色とりどりの鉢植えは早々になくなりました。
(「しんぶん赤旗」 首都圏版 2016年2月18日付より転載)