原発のない社会 東日本大震災3年に願い キャンドル囲み 思い新たに 水戸

「原発のない社会を未来に」─。
水戸市のJR水戸駅南口で3月11日夜、東日本大震災や福島第1原発事故を振り返るとともに、原発ゼロへの願いを新たにする「3・11いのちを想う誓いのキャンドル・みとナイト2014」が開かれました。

「3・11」と灯されたキャンドルを囲み、東日本大震災や原発事故について考える人たち=3月11日夜、水戸市

「3・11」と灯されたキャンドルを囲み、東日本大震災や原発事故について考える人たち=3月11日夜、水戸市


「3・11」と灯されたキャンドルを囲んだ人たちは、被災者に思いをはせ、駅利用者や通行人も足を止め、原発ゼロをアピールする歌や演奏、詩の朗読、メッセージなどに聞き入りました。
田村武夫・茨城大学名誉教授があいさつし、福島第1原発事故の惨状を述べたうえで、原発推進策を掲げる安倍内閣を批判。
東海第2原発(東海村)の安全審査申請への動きを加速させている日本原電の無責任ぶりも指摘し、「茨城で福島の事態を再現させてはならない」と述べ、原発廃炉へ向けて力を合わせようと呼びかけました。
通りかかった高校1年の男子生徒は、キャンドルの明かりを見つめながら、「東海(第2)原発(再稼働)って、絶対まずいと思う。福島では原発事故がなければ避難しなくてもよかった人もいるのだから」と話しました。
(「しんぶん赤旗」首都圏版 2014年3月13日付より転載)

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