橋本知事「任命責任重い」 茨城・教育委員の不適切発言

茨城県教育委員会の女性委員(71)が、特別支援学校の視察後に「妊娠初期に障害の有無が分かれば、障害児の出産を減らせる」などの発言をした責任をとって辞職した問題で、橋本昌知事は12月4日の県議会本会議で、「任命責任を重く受け止めている」と陳謝しました。
一般質問に答えたもの。
このなかで、橋本知事はこの女性委員の発言を一時「問題はない」と擁護したことについて、「(報道陣に) 事実を知って産むかどうかを判断するのは悪いことではないのではないか、そういう意味で問題が多いとは思わないと話した」と釈明しました。
そのうえで、「出生前診断については、命の選別につながる可能性があるとのご意見を多数いただいたので、発言を撤回する。任命責任を重く受け止め、おわび申し上げる」と述べました。
(「しんぶん赤旗」 2015年12月5日付より転載)

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