福島原発告訴団長・武藤氏が講演 川内再稼働を批判 茨城・東海村

東京電力福島第1原発事故をテーマとする講演会「聞いてみよう福島のはなし」が9月27日、東海第2原発を抱える茨城県東海村で開かれました。
主催は「原発事故からくらしを守るネットワーク」。
講演した福島原発告訴団長の武藤類子さん(62)は、「福島の原発事故は終わっていない」と切り出し、「避難区域の縮小は『放射線を浴びてもがまんして暮らせ』ということか」と指摘。
国民の放射線への不安を解消しようと、県がパンフレットなどで“放射線は安全”と宣伝していると批判しました。

「福島の原発事故は終わっていない」と訴える武藤類子さん(中央)=9月27日、東海村

「福島の原発事故は終わっていない」と訴える武藤類子さん(中央)=9月27日、東海村


九州電力川内原発(鹿児島県)の再稼働をめぐって、電力会社、国、規制委員会のいずれも「事故が起きても責任はとらない」という“原子力ムラ”の無責任ぶりを告発。
「戦争法と原発推進の根は同じ。立場の違いを乗り越え、手をつないで安心して暮らせる社会をつくりましょう」と呼びかけました。
(「しんぶん赤旗」首都圏版 2015年10月1日付より転載)

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