総合運動公園 市が撤回表明 茨城・つくば市
茨城県つくば市の総合運動公園計画の賛否を問う住民投票で反対が8割を占めたことを受け、市原健一市長は9月2日の市議会本会議で、「住民投票の結果を尊重し、事業は行わない」と述べ、白紙撤回することを正式に表明しました。
市は2月、市民のスポーツ活動拠点の充実や競技大会誘致などを目的に運動公園の基本計画を策定。
総事業費約305億円を掛けて陸上競技場や体育館などを整備する予定でした。
しかし、基本計画に反対する市民団体が「市の財政を圧迫し、必要な事業ができなくなる」として、住民投票条例案を市議会に提出し、可決されました。
8月に行われた住民投票で反対が6万3482票に達し、賛成1万5101票を上回りました。
(「しんぶん赤旗」首都圏版 2015年9月3日付より転載)