女性輝くには格差正せ 国際女性デー 茨城で弁護士講演

「2015年国際女性デー茨城のつどい」が3月7日、土浦市内で開かれました。
同「茨城のつどい」実行委員会(河野恭子実行委員長)の主催。

「国際女性デー茨城のつどい」で講演する福富美穂子弁護士=3月7日、土浦市

「国際女性デー茨城のつどい」で講演する福富美穂子弁護士=3月7日、土浦市


つどいで講演した弁護士の福富美穂子さん(千葉県・東葛総合法律事務所)は、▽非正規労働者の約7割が女性▽妊娠や出産を機に退職する女性が多い─などの現状を指摘。
安倍政権がいう「すべての女性が輝く政策パッケージ」には、男女間格差を是正する視点も実効性もないと厳しく批判しました。
その上で、家庭や職場でさまざまな肉体的精神的虐待を受け、傷心の日々を送った女性4人の事例を紹介し、経済的理由から離婚や裁判に踏み切れず泣き寝入りするケースが多いことも告発。
「声を上げていくことが社会を変えていくことにつながる。安倍政権は間違った方向に女性を導こうとしている。男女の役割分担は真の男女平等に結びつかない。ともに考えていきましょう」と呼びかけました。
(「しんぶん赤旗」2015年3月9日付より転載)

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