特定企業優遇やめよ 田中まさき市議 水戸市議会代表質問
日本共産党の田中真己水戸市議は、3月13日の水戸市議会代表質問で、一般会計当初予算案をはじめ市政全般をただし、「物価高とコロナ禍から市民の暮らしを守る市政を」と求めました。
開発行政をめぐり田中氏は、泉町1丁目地区に立地し、伊勢甚本社が所有する「中央ビル」について、建て替えを含む再開発計画が浮上していると指摘。
計画を手がける準備組合が市の補助金を念頭に置いていることや、隣接する京成百貨店建設や係争中の新市民会館整備でも、伊勢甚に多額の補助金が投入されてきた経過に触れ、「特定企業優遇の再開発事業に税金をつぎ込むのはやめるべきだ」と迫りました。
高橋靖市長は、地元地権者の間で勉強会が開かれている点を認めつつ、事業については「全く承知していない」などと答弁しました。
さらに田中氏は、4月から中学校で実現した給食費無償化を小学校に拡充することや、0~2歳までの保育料を無償にするなど、子育て支援の抜本的な拡充を要求。
市長はこれらの施策について優先度が高い事業と認め、「2024年度から段階的に実施できるよう取り組む」と明言しました。
(「しんぶん赤旗」2023年3月17日付より転載)