東海第2原発 「特別点検」再稼働狙い 山中議員が指摘 茨城県議会
3月9日の茨城県議会で、日本原電が東海第2原発(東海村)の再稼働を視野に入れ、「特別点検」の実施を予定していることが明らかになりました。
日本共産党の山中たい子議員が一般質問で指摘したもの。
これまで日本原電は、東海第2原発の適合性審査申請について、県、市町村、県民に「再稼働に直結するものではない」などと説明してきました。
しかし、山中議員の調査によると、今回の「特別点検」は、再稼働に向けた点検の一環と位置づけられているもの。
すでに原電は必要な機器を発注しており、今年6月から「特別点検」を開始する予定です。
山中議員は、「特別点検は通常の定期点検とは違う。60年間の運転に向けた特別な点検だ」と指摘。
事実関係を調査し、再稼働を許さない立場を表明するよう求めました。
橋本昌知事は、「再稼働とは必ずしも結びつくものではないだろうと思っている。それぞれの動きについては、個別的には承知していない」などと答えました。
山中議員はこの日の一般質問で、“呼び込み型”大型開発優先の県政から県民生活支援型の県政への転換、米価暴落対策、過密状態になっているつくば特別支援学校の分離新設、つくばエクスプレス沿線への学校や公共施設の整備支援などを求めました。
(「しんぶん赤旗」首都圏版 2015年3月10日付より転載。 山中たい子県議の一般質問全文[大要]はこちらから。動画は「茨城県議会インターネット中継」からご覧ください。)