元自衛官、集団的自衛権に反対 武器でなく9条を世界に広げる 茨城6区 井上圭一候補

日本共産党の衆院茨城6区、井上圭一候補の街頭演説のうち、集団的自衛権問題を訴えた部分を紹介します。


私は元自衛官です。
集団的自衛権の行使は許されないという憲法解釈を一内閣が勝手に変えてしまうなど、あってはならないことです。
戦後70年近く、平和でいられたのは、憲法9条が日本にあったからです。
私は、「閣議決定」を完全撤回するために、立候補を決意しました。
この茨城6区から国会に送り出してください。よろしくお願いします。
私は現役時代、有事の際は戦地に赴く、後方支援部隊の“下士官”でした。
日本の平和を守るための専守防衛、時には東日本大震災のような未曽有の災害に身をていしての救援活動─。
どれも国民のための重要な任務であり、誇りでした。
ところが、安倍自公政権は、集団的自衛権行使容認の「閣議決定」を強行したのです。
首相官邸前で若者たちが「戦争反対」の悲痛な叫びを上げる中での強行でした。
自衛隊はもはや専守防衛ではなくなりました。
海外で戦争ができる国へ180度の転換です。“就業規則違反”です。
自衛隊員のご家族、ご両親の落胆と安倍政権への怒り、憤りを思うと、胸を締めつけられる思いでした。
国民の命や国の存亡を左右する重大な問題だと思いませんか。
すべての政治、政策は、平和ありきです。平和なくして政治なし。
私は元自衛官として平和を脅かす集団的自衛権には断固反対です。
国民無視の閣議決定は、完全なる憲法違反です。
政治家が憲法を守らないで、どうするんですか。子どもたちにどう説明するんですか。
私は対案を示します。
武器輸出ではなく憲法9条を世界に広げます。
近隣諸国への積極的平和外交を推進するとともに、どんな問題でも、とことん話し合いで平和的に解決することを提案します。
軍事力、抑止力には頼りません。
反戦平和を92年貫き、国民が主人公の政治をぶれずに着実に進めてきた日本共産党に、平和への願いを託していただけないでしょうか。
(「しんぶん赤旗」 2014年12月9日付より転載)

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