全国8位の財政力でも医療・福祉は最低クラス 国政・県政ともに転換を 水戸演説会 山下書記局長訴え

11月22日に水戸市内で開かれた日本共産党演説会で、山下芳生書記局長・参院議員は、「国民、県民の声が生きる政治を一緒につくりましょう」と訴え、総選挙での共産党への支持を呼びかけました。

訴える山下芳生書記局長=11月22日

訴える山下芳生書記局長=11月22日


さらに、県議選では「保育園の13カ所増設など、市民の願い実現に奮闘してきた江尻かなさんを県議会に送り出し、県政でも共産党を躍進させてください」と呼びかけました。
山下氏は、茨城県が全国8位の財政力でありながら、老人福祉費は43位、児童福祉費は41位など、医療・福祉は全国最低クラスだと指摘。
一方、常陸那珂港事業に6,800億円、霞ケ浦導水事業に1,900億円と、無駄な大型開発には巨額の税金を投じる「逆立ち県政」と、知事提出の予算に賛成してきた自民、民主、公明の「オール与党」を批判しました。
4議席のカを
山下氏は、子どもの医療費無料化や35人学級の実現・拡充など、県民の要求を一つひとつ実現してきた共産党県議団の役割を紹介。
「県議会の議席を4議席へ躍進させれば、本会議での代表質問が実現し、県民の願いを直接届ける力が飛躍的に大きくなります。総選挙とともに勝利を勝ち取るため全力を尽くします」と訴え、参加者は拍手で応えました。
大内くみ子県議(衆院北関東ブロック比例・小選挙区茨城1区重複予定候補)は、水戸駅前で行ったシール投票で集団的自衛権行使容認の閣議決定に反対する声が8割以上だと述べ、「閣議決定強行や消費税増税など、国民の声に耳を傾けない安倍政権と対決できるのは共産党。比例は共産党、茨城1区は大内くみ子へ大きなご支持を」と呼びかけました。
決意を述べる大内くみ子県議=11月22日

決意を述べる大内くみ子県議=11月22日


「絶好の機会」
江尻かな・水戸市区県議予定候補(定数6)は、「国政も県政も変える絶好の機会。子育ても老後も、誰もが健康で心豊かに暮らせる茨城県と日本を一緒につくりましょう」と支持を訴えました。
原発関連の仕事に就く男性(48)は、自宅に届いた演説会の案内ビラを見て参加。
「原発は廃棄物の安全な処理方法がないからやめた方がいい。消費税増税中止と、大企業・富裕層への適切な課税で社会保障の財源を確保する道は、その通りだと思う。共産党は労働者の味方ですね」と語りました。

江尻かな氏の訴え(要旨)

江尻かな氏(水戸市・城里町、定数6)の訴え(要旨) を紹介します。

県議選への決意を述べる江尻かな氏=11月22日

県議選への決意を述べる江尻かな氏=11月22日

水戸市議として11年7カ月働かせていただきました。
今度は安倍政権の暴走から県民の暮らしを守る県議として働かせてください。
総選挙と県議選は、安倍暴走政権と県民の暮らしに冷たい橋本県政を一度に変える絶好のチャンス。ご支援の輪を広げてください。
全国8位の財政力を、異常な大型開発優先、無駄遣いから福祉・暮らし最優先に転換させます。
共産党以外の政党は、知事の提案になんでも賛成です。
2議席から4議席に躍進させ、県議会のチェック機能を取り戻します。
東海第2原発の再稼働にきっぱり反対し、廃炉を実現します。
政治を変えたいと願う1票が生きる選挙です。
みなさんと思いを一つにして、必ず勝利する決意です。
お金持ちや強い者のための今の政治を変えましょう。
子育ても老後も、誰もが健康で心豊かに暮らせる茨城をご一緒につくりましょう。
(「しんぶん赤旗」首都圏版 2014年11月25日付より転載。関連記事はこちらから

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