市町村職員 4割非正規 茨城労連の調査で判明

茨城県内の市町村職員数の約4割を非正規職員が占めていることが、茨城労連のアンケート調査で分かりました。
2013年12月1日現在、県内44市町村の病院・消防関係を除く職員数は3万3174人。
そのうち正規職員は2万350人。非正規職員は1万2824人で、全職員数の38.7%を占めました。
17市町村では非正規職員数が4割を突破。
なかでも守谷、つくばみらい、土浦、那珂の4市では5割を超えました。
非正規職員は「6カ月以内」や「1年以内」の有期雇用。
平均時給は保育士で992円、事務職が810円でした。
非正規職員の多くが年収200万円以下のワーキングプアという実態も浮き彫りになっています。
茨城労連は、「各市町村ともワーキングプアを生み出しているという認識が欠落している」と分析。
「雇用の安定と賃金の引き上げが求められている」と話しています。
(「しんぶん赤旗」首都圏版 2014年5月21日付より転載)

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