東海第2原発 原電の適合性審査申請認めるな 党村議団などが東海村長に要請
茨城県の東海第2原発の適合性審査申請をめぐり、日本原電が立地・周辺11市町村へ住民説明会開催の有無などに触れていない回答書を示した問題で、日本共産党東海村議団、「県原発を考える会」、新日本婦人の会は5月15日、山田修村長に原電の審査申請を了承しないよう求めました。
申し入れには大名美恵子村議、川崎篤子村議、住民ら合わせて16人が参加しました。
山田村長は、「首長らは住民説明会の開催までは原電に求めていない」と述べ、再稼働申請については「安全協定締結の枠組み拡大と避難計画の両方がそろわないと無理」と明言。
協定の枠組み拡大について、「われわれは要求し続けるが、他の電力会社への影響もあるので、調整に時間がかかるのではないか」との見方を示しました。
参加した住民からは、「原電はホームページや折り込みチラシで情報提供をしているというが、一方的に宣伝しているにすぎない」と指摘する声や、「原電には住民の意見を聞き、質問を受ける場を設けてほしい」などの要求が出されました。
(「しんぶん赤旗」首都圏版 2014年5月16日付より転載)