霞ケ浦導水事業裁判で口頭弁論 漁協組合長ら中止訴え 水戸地裁

茨城県、栃木県の那珂川関係漁協が「漁業権を侵害する」として国を相手取り、霞ケ浦導水事業の那珂川取水口(水戸市)の建設差し止めを求めている裁判の第22回口頭弁論が4月18日、水戸地裁(日下部克通裁判長)で開かれました。
原告の漁協関係者4人が証人尋問に答え、事業中止を求めました。
栃木県那珂川漁協連合会の金子清次参事は、「那珂川のアユは漁獲量日本一。組合員の多くがアユ漁を主体にしている。川魚専門店や観光やななどもあり、地域経済にも寄与している」と強調。
那珂川漁協の君島恭一組合長は、「霞ケ浦から那珂川に送水されると水質が悪化する。国交省はわれわれの意見を聞くべきだ」と述べました。
各氏とも、漁協側に事業内容についてまともな説明をすることなく着工に踏み切った国交省の強権的手法を批判。漁業や環境に重大な影響を与える事業を中止するよう訴えました。
次回口頭弁論は7月18日。原告側の専門家4人の証人尋問が行われます。12月19日の口頭弁論で結審する予定です。
(「しんぶん赤旗」首都圏版 2014年4月22日付より転載)

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