県民本位の県政へ 茨城知事選 田中氏が出馬表明

茨城県知事選(8月22日告示、9月8日投票)で、「明るい民主県政をつくる会」(労組・民主団体、日本共産党などで構成)は6月21日、茨城大学名誉教授の田中重博氏(65)=無所属新、日本共産党推薦=を擁立してたたかうと発表しました。

県政刷新に向けて奮闘する決意を語る田中重博候補=6月21日、水戸市

県政刷新に向けて奮闘する決意を語る田中重博氏=6月21日、水戸市


水戸市内で記者会見し、抱負を述べた田中氏は、港湾建設など大企業本位の大型開発やムダな開発用地の先行取得などで県債残高を増やし、そのツケを県民に回している橋本県政から暮らし・福祉、医療、教育優先の県政へと転換させる必要性を力説しました。
そのうえで、東海第2原発(東海村)の廃炉と原発ゼロ、雇用確保をめざすとともに、消費税増税阻止、環太平洋連携協定(TPP)への参加反対などの立場を強調。
「憲法を暮らしのなかに生かし、すべての県民が安心して暮らせる県政をつくっていく」と語りました。
同席した「明るい会」の谷萩陽一会長は、「茨城の財政力は全国上位なのに、暮らし・福祉は最も遅れている」と、出馬表明している橋本昌知事の5期20年にわたる県政運営を批判。
田中氏について、「県政を県民の手に取り戻すのに最適な人」と紹介しました。
田中氏の略歴
京都大学経済学部卒、京都大学大学院経済学研究科博士課程修了。
茨城大学人文学部長、茨城大学副学長などを歴任。
現在、茨城大学名誉教授。
現職が出馬表明
茨城県知事選に現職の橋本昌氏(67)が6月18日、無所属で立候補する意向を表明しました。橋本氏は現在5期目。
(「しんぶん赤旗」首都圏版 2013年6月22日付より転載)

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