原発ゼロへ行動 原発輸出は恥 マイクで訴え 茨城
首都圏各地で2月22日、原発ゼロを目指す首相官邸前行動に呼応した取り組みが行われ、日本原電茨城総合事務所が入居する水戸市の県開発公社ビル前では、同社が抱える東海第2原発(東海村)の廃炉や原発ゼロを求める28回目の金曜行動がとりくまれました。
参加者は交代でマイクを握り、「原発がなかったら、福島の酪農家が『原発さえなければ』と自殺するようなことはなかった。安倍政権は再稼働をねらっているが、私たちの力を大きくして原発をなくしていこう」、「原発を輸出するなんて恥ずかしい。放射能汚染は国境など関係ない。原発も核兵器もない世の中をつくろう」と声を上げました。
初めて参加した笠間市の男性(29)も、「私には生まれたばかりの子どもがいる。子どもの未来を守ってほしい。原発には絶対反対」と力説。
日本共産党の江尻加那市議は、県内産の薪(まき)を燃やした自宅ストーブの灰から、1キロ当たりセシウム134とセシウム137の合計値6890ベクレルが市の検査で検出されたことを報告。
「セシウムは東京電力にお返ししたいぐらいだ」と原発ゼロを訴えました。
(「しんぶん赤旗」首都圏版 2013年2月24日付より転載。今後の予定については「脱原発ネットワーク茨城」のページ、「原電いばらき抗議アクション」のツイッターなどをご覧下さい。))