航空ショー危険 百里基地航空祭中止を 茨城

茨城県の百里基地反対連絡協議会(百里連協)は11月28日、12月7日に行われる百里基地(小美玉市)航空祭とブルーインパルスによる「飛行展示」の中止を求め、申し入れを行いました。

百里基地反対同盟の梅沢優さんは、「昨日もF2戦闘機の機動飛行が百里基地上空で行われていた。危険極まりないし、我慢の限界を超える爆音だ。こんなことはやめてほしい」と強く要望しました。

百里基地周辺5市町には約20万人もの住民が生活し、昨年は5万人余の来場者で激しい交通渋滞になっていました。申し入れでは、日本共産党の川井宏子前鹿嶋市議から、「何人もの住民から、交通渋滞を引き起こす航空祭は中止してほしいと言われています」と訴えました。

百里基地所属のF2戦闘機は、8月に墜落事故を起こし、事故原因もいまだに不明のまま訓練を優先。申し入れに参加した上野高志党県委員長は、「高市早苗政権になり、日本防衛の発言が大きく変わり戦争準備がすすめられている。百里基地にも長射程ミサイル配備計画が再来年に迫っており、危険な航空ショーはやめるべきだ」と述べました。

県平和委員会の篠原睦事務局長が申し入れ書を読み要請。佃敬子茨城町議も参加しました。

(「しんぶん赤旗」2025年12月2日付より転載)

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