原発再稼働ストップ 金曜行動600回目 茨城
原電いばらき抗議アクションは11月14日、水戸市の日本原電(原電)茨城事務所前で600回目の行動を実施しました。
参加者は、「東海第2原発(東海村)は廃炉にしよう」、「日本のどこにも原発はいらない」と訴えました。

600回目の行動に参加した人たち=11月14日、水戸市
リレートークでは、「(原発事故で)福島はもう元には戻らない。なりわいも産業もつぶす原発はいらない」、「権力者の都合のいいように進める政治の最たるものが原発政策だ。私たちが声を上げて訴え続けていくことが重要だ」など次々に発言。600回に思いをはせ、「これからもあきらめずに声を上げ続けていこう」と決意を固めました。
参加した日本共産党の江尻加那県議は、県と県バス協会が原子力災害時に、バスでの住民避難に関する協定を11日に結んだと紹介。被ばく線量が1ミリシーベルトを下回る時に、県がバス協会にバスでの住民避難を要請できるもので、必要な費用は県負担です。
江尻氏は、バス協会がこれまで「放射能が出たらバスは出せない」としてきたのに対し、県が運転手に研修を行うなどして協定締結を推し進めてきたと指摘。
運転手も避難住民も被ばくしてしまう現実を指摘し、「被ばくをさせないという原子力利用の原点を見失っている」と批判しました。
(「しんぶん赤旗」2025年11月17日付より転載)
