迷彩服の自衛隊員 入隊勧誘に「平和の会」と福田市議ら抗議 茨城・土浦
日本共産党の福田勝夫茨城県土浦市議と土浦平和の会のメンバーは11月13日、JR土浦駅改札口のイベント広場で行われた、自衛隊茨城地方協力本部主催の「広報ブースin土浦駅版」の宣伝行動に対して、「戦後80年のいま、迷彩服は土浦駅になじまない」と抗議しました。
土浦駅での自衛隊の宣伝行動は、10日から14日まで連日、正午から午後7時半の間に行われました。

土浦駅改札口のイベント広場での自衛隊の宣伝行動の様子=11月13日、茨城県土浦市
12日の夕方には、「駅改札口に突然の迷彩服は許せない。違和感がある」、「市は知っているのか。JRはなぜ許可を出したのか」など、驚いた複数の市民から福田氏に問い合わせがありました。
13日午前、福田氏らは土浦駅長を訪問しましたが不在。対応した駅員に、イベントに許可を出した責任者を聞くと、「イベント広場はJR東日本企画に任せてある」との回答でした。
福田氏は、市民からの問い合わせで「迷彩服を着た自衛隊員たちがパンフレットを渡し、しきりに若い人に入隊を勧めている様子に戸惑っていた」と訴えました。
13日正午からスタートしたイベントの責任者に対しても、「戦争準備が進んでいる。土浦の街はかつて予科練の街だった。いま土浦市は非核平和都市宣言の街になった。迷彩服には違和感をおぼえる」と強調しました。
(「しんぶん赤旗」2025年11月15日付より転載)
