再稼働の暴走阻もう 東海村長選 大名あきふみ候補が第一声

茨城県の東海村長選が9月2日告示(7日投票)され、住民らでつくる「対話でつなぐ明日へのとうかいプロジェクト」から無所属で大名あきふみ氏(69)=新=が立候補しました。日本共産党は自主支援します。山田修氏(64)=現=と根本華奈氏(34)=新=の3人が争います。

大名氏は、原発再稼働が必要だと発言した現職の山田修村長が、「村長選挙の結果を再稼働是非の判断にする」と言い出しているとし、「再稼働容認の山田氏が当選すれば村民が賛成したと結論づけるような政治の進め方は問題だ」と批判。「(東海第2原発の)再稼働への暴走をストップさせる一票を託してほしい」と訴えました。

また大名氏は、「住民合意のない東海第2原発の再稼働は認めない」と強調。再稼働をめぐる論点の「柱」として、▽正確な情報共有▽原発の運転事業者の資質▽避難計画の問題▽中長期的な村づくりの観点▽過酷事故のリスク─を挙げ、「誰もが安心して暮らし続けられる安全な村をつくりたい」と決意を語りました。

応援に駆けつけた元村長の村上達也氏は、山田村長に引き継ぐ時に「東海第2原発だけは止めなければならない」と伝えたことを振り返り、「“私に任せてください”と言った山田氏に見事に裏切られた」と告白。大名氏が作詞や作曲をすることに触れ、「音楽のように調和のとれた発展を進めてほしい」と語りました。

元公明党副委員長の二見伸明氏からも激励のメッセージが寄せられました。

(「しんぶん赤旗」2025年9月3日付より転載)

おすすめ